野良ネコってどんな猫?
野良ネコ、外ネコ
“野良ネコ”を辞書で調べると、飼い主がなく、よその残飯を食べあさるもの。とあります。
私たち、動物病院の立場から申し上げますと
野良ネコ
食餌を自分で採取して生活している。主な食餌は、虫類や生ごみ類
外ネコ
人から食餌をもらってはいるが室内で飼われていないネコ
野良ネコ≠外ネコ
外ネコ=飼いネコ
と考えます。
当院にも、“野良ネコ”と呼ばれる猫たちが多く来院します。
しかし、そのほとんどの子が人間から食餌をもらっています。
食餌をもらっている以上は野良ネコではなく、外ネコと考えます。
家のないネコがお腹をすかせている。かわいそうだから食餌をあげる、そのお気持ちは非常によくわかります。
しかし、食餌をもらった時点で、その子は人間を頼りにして生きていくのです。
人間も食餌をあげる以上、その子に対して責任が生じると考えます。
ネコも生き物です。歳もとりますし病気にもなる事だってあります。
その時に世話をしてあげられるか考えた上で食餌をあげて欲しいと思います。
そして、何かあった時に、急に野良ネコと言って突き放したりしないでほしいと思うのです。
当院では、かわいそうな野良猫が増えないためにも室内で飼われることをお勧めします。