当院では基本的に交配・出産はお勧めしていません。

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犬猫の出産は必ずしも安全ではありません。安易な交配・出産は大変危険です。

犬猫の出産は必ずしも安全ではありません。

安易な交配・出産は大変危険です。また、動物たちが命をかけて妊娠、出産、子育てをするのに、あまりにも勉強不足な飼い主さんが多く、悲しく思います。

産ませるのであれば飼い主さんにも覚悟や勉強、労力、経費等をきちんと考えた上で行ってください。

当院では、翌日の仕事に影響が出る事を防止するため、夜間の助産はお受けできません。

また、初診での急な帝王切開はお受けできかねます。

犬 :

もちろん、安産できちんと子育てをする子もいます。

しかし、安産ではなく帝王切開も非常に多いです。また、出産後の子犬の世話ができない子や体調を崩す子もいます。また、母性本能から飼い主さんを寄せ付けなくなる子もいます。

猫 :

多い子は年3回出産します。出産が多ければ母体にかかる負担はそれだけ大きくなります。

また、交配による伝染病の感染も非常に多いです。猫エイズウイルスや猫白血病ウイルスに感染している猫の出産は、奇形子の出産や早産・死産の原因となりますし、母猫が体調を崩すきっかけとなります。

 

注意

「出産させれば、子宮・卵巣の病気になりにくい。」と言うのは、間違いです。そのようなデータはありません。
データとしてあるのは、発情の回数を重ねるほど、乳腺腫瘍の危険率は上昇してしまう、というものです。