ありがとう、ひな
2024年05月05日
ご無沙汰しています、高梨直子です。
いつもブログをスタッフに任せてさぼっていますが、今回は私事ではありますがご報告させてください。
1/21、うちの猫『ひな』が虹の橋を渡りました。
23歳4ヶ月の大往生でした。
『ひな』は、私が勤めていた病院に道路の側溝に落ちていたと連れて来られた猫でした。
保護された時にすでに下半身麻痺があり、自分で排便排尿ができませんでした。
毎日排便排尿をさせる処置が必要という事もあり、飼うことを決めた私でした。
『ひな』は、慣れない先住犬はんぺんとの同居から始まり、長女が生まれ、関東からの引っ越し、次女が生まれと次々に変わる環境変化にも負けず元気に過ごしてくれました。
何でもよくわかる子で猫らしい猫でした。
先代はんぺんが急変した時も一番に気が付いて寄り添っていたのは『ひな』でした。
子供たちが体調を崩して保育園や学校を休んだ時は、私の代わりに隣で一緒に寝てくれました。
2代目はんぺんを初日にして手なずけてしまったのも『ひな』でした。
私が寝る時には私の横に来ては話すように鳴きました。まるで1日の報告や愚痴を言うように。
私にとっては、妹たちの面倒をよく見てくれる頼りになる長女であり、何でも分かってくれる良き相棒でした。
そんな『ひな』もここ数年は腎機能が落ちてきて治療をしていました。
病院では注射や爪切りで怒り、スタッフを困らせていました。
亡くなる前日まで食事をし、頑張りすぎるくらい頑張ってくれました。
最期は、私が患者さんを診察していた数分の隙にひっそりと息を引き取っていました。
そんな所も、とても『ひな』らしく、やるせない気持ちでした。
そして、『ひな』が亡くなった日、診療終わりにスタッフに慌てて呼ばれました。
そこには虹がうっすら見えてすぐに消えてしまいました。
その時、無事に橋を渡れたんだなって、天国に行ったんだって思ったのが忘れられません。
勿論、立派な年齢でしたし、私も家族も覚悟はできていました。
しかし『ひな』の存在はあまりにも大きすぎて、私は数日、自宅での記憶があまりありません。
今はやっと、天国のみんなと一緒に仲良くしてくれているといいなと思えています。
そして、『ひな』に怒られないように毎日を頑張っていこうと思います。
スタッフの皆へ
いつも『ひな』を可愛がってくれてありがとう。
怒っている『ひな』を笑って撫でてくれてありがとう。
虹を教えてくれてありがとう。
たくさんの可愛い花と食事をお供えしてくれてありがとう。
皆の優しさに本当に感謝しています。
まだ手のかかる子がいますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
ひなちゃんへ
23年間お疲れさまでした。
病院で会うと私たちはいつも怒られてばかりでしたが絶対に手も口も出さないお利口さんでした。
たまに可愛い声で鳴いてくれる時もあり、慣れてくると可愛いお顔もしてくれたね。
スタッフの誰よりも先にシートンの一員になり大先輩だったひなちゃん♡
これからもみんなのことを見守っていてね。ありがとうございました。
スタッフ一同より
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